であのふ

なんか、いいわ。
ふたり、アツくて」
とマキは冷めた顔で感心したようにそうつぶやく。
さあさあ、ふたりはちょっと2階で頭でも冷やして来いよ」
とナカバヤシが、トオルとミユキをソファから立たせ、リビングを出たところの階段の方まで誘導する。
と、あれほどさんざん悪態をついていたふたりだったのだが、以外にあっさりとナカバヤシに従い、仲良く手をつないで2階へと上がって行くのだった。
ところで、ホンジョウさん???、指輪、渡しますかねえ?」
とトオルがナカバヤシに尋ねる。
どうかなあ?」
とナカバヤシ。
何?
その指輪って?」
とマキ。
ええ?
ああ、アイツが昔、ミクさんに渡せなかった婚約指輪。
今日、マキが見たいってことにして、持って来るようにアイツに言っといたんだけどね」
とナカバヤシ。
ちょっと?!聞いてない。
勝手にまたわたしをダシに使って!廚師招聘
とマキが不機嫌に眉を吊り上げナカバヤシを睨む。
なんか、いろいろと企んでますねえ?みなさん」
とハマグチは第三者の立場を楽しんでいるようだ。
もう、なんでそうやってみんなであのふたりをくっつけたがるのよ?」
とマキがぼやく。
まあ、いいだろ?
オマエがそこでまた剥きになんなくてもさあ」BBA 雙學位
とナカバヤシがマキをなだめる。
そんなこと言ったって」
ってでもまあ、確かにそうは言ったところでヒカルさんもなんか余裕の笑顔で帰って行ったことだし、自分が今更どうこう言う立場でもないか?なんてマキも改めて思い直す。
それにしても、指輪ってのは聞いてなかったよなあ、そう思いながらマキは窓の外へと視線を向ける。

ホンジョウとミクは、せせらぎの緑道沿いをシモキタ方面へと歩いていた。
川の流れる小さなチョロチョロと言う音だけが静かな夜道に心地よいBGMとなって響いている。
そう言やあミク、今回は霊気の先生に会いに来たんだっけ?」
とホンジョウ。
うん、初伝から奥伝に上げてもらえることになって、明日一日そのセミナーなんだ」
とミク。
よくわかんないけど???、なんか凄そうだね?」支付寶 香港
奥伝の資格をもらえるとね、わたしも霊気ヒーリング治療実践の資格?みたいなものがもらえるのよ」
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