何処か外国のよ

あ、あたしは???、一昨年の春分の日以来、この日には毎年ここにくることにしてて。
ああ、で、でも、その理由は???このわたしにもよくわからないんだけど」
そう言って一瞬うつむいたミクは、再びすぐに顔をわたしの方に向けてこう続けた。

ねえ、ナオキ?
フィオレンテって???、な、なんのことだかわかる?」
ふぃお?ふぃ、フィオレンテ?
い、いや。
なんのことだか???」
そう。

それが???、ああ、その言葉がね、なんだか今日は朝から頭から離れなくて。
でも今ナオキに会って、それはきっとわたしがあなたに今日伝えなければいけない言葉なんだって???、そうさっき確信したんだけど」
とミク。

俺に伝水解蛋白 えるって?
意味がわからないなあ」

ねえ、でもそれって、何処かの場所のことじゃないかな?」
とヒカルさんがすぐにそれをフォローする。
場所?
地名ってことか?
で、でもそれ、日本なのか?
その響きから言って何処か外国のような気も???」

と、いきなりミクが改めて話題を変えようとするかのようにこういった。
でまあ、それはいいん母乳餵哺 だけど???、もしかしてあなたたちふたり、1時間前のニュース、聞いてない?ってことなのかな?」
ニュース?
っていったい、な、何か、あったってこと?」
と訊いた時点でわたしにはそれがとんでもないことであるだろうことは、なんとなく直感的に予想することは出来たのだったが。

だだ、それがまさか?

首都圏に直下型の地震が襲ったのよ、マグニチュード8.0???、って言ってたかな。

そう、だから今、トウキョウは大変なことになっているわ」
な、なんだって!?」
とわたしとヒカルは放心したような表情でお互いの顔を見合わせた。
そしてわたしはすぐに、そうか???、護膚產品 ってこれはあくまでもこの世界での話ってことで。
つまりわたしたちがもといた所のあっちの世界のことではない???、そう何度も自分に言い聞かせようとしていた。
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